オンライン会議の議事録やインタビューのまとめ作業に、まだ何時間も費やしていませんか?
現在はAI文字起こしツールが劇的に進化し、かつて手作業で行っていた面倒な文字起こしも、わずか数分で驚くほど高精度にテキスト化できる時代です。
この記事では、「結局どれを使えばいいの?」と悩む方に向けて、Notta・Otter.ai・Whisperの主な特徴と利用条件を比較します。
- Notta (Notta株式会社)
- Otter.ai (Otter.ai, Inc.)
- Whisper (OpenAI)
公開されている機能情報と確認できる精度情報を区別し、用途別の選び方を解説します。
AI文字起こしとは
AI文字起こしとは、音声データをAIが自動でテキスト化する技術です。
主に以下のような場面で活用されています。
- 会議の議事録作成
- インタビュー記事の作成
- YouTube動画の字幕作成
- セミナー録音のテキスト化
近年は音声認識AIの進化により、以前よりも大幅に精度が向上しています。
特に最新のツールでは
- 話者分離
- リアルタイム文字起こし
- 自動要約
などの機能も搭載されています。
AI文字起こしツール比較
今回比較したAI文字起こしツールは以下の3つです。
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| Notta | 日本語対応が強く、操作が簡単 |
| Otter.ai | 英語会議に強いAI議事録ツール |
| Whisper | 高精度なAI音声認識モデル |
それぞれの特徴を解説します。
Notta
Nottaは、日本語対応が非常に強いAI文字起こしサービスです。
ブラウザやスマホアプリから簡単に音声データをアップロードでき、文字起こしを完了できます。
特徴
- AIによる高精度の要約とアクションアイテムの自動抽出 (フォーマルな会議など、整然とした発言が行われる場合には、98.86%以上の精度)
- マルチデバイス対応と強力な多言語・翻訳機能
- Web会議への自動参加とリアルタイム文字起こし
精度
フォーマルな会議など、整然とした発言が行われる場合には、認識率は98.86%以上となります。※収音が困難な場合は、認識精度に影響を与える可能性があります。
(Notta 公式サイト より引用)
Nottaが公表する98.86%以上という精度は一定の音声条件下の公称値であり、当サイトが3サービスを同一条件で測定した結果ではありません。実際の文字起こし精度は音声条件や測定方法によって変わります。
Nottaの実機検証結果、無料版の3分制限、料金プランの違いは、Nottaレビューで確認できます。
Otter.ai
Otter.aiはアメリカで広く使われているAI議事録ツールです。
ZoomやGoogle Meetとの連携機能があり、会議の自動記録に向いています。
特徴
- 英語会議に強い (日本語未対応)
- 高度なリアルタイム文字起こしとマルチメディア連携
- A会議アシスタント「OtterPilot」による自動参加と要約
精度
Otter.aiの認識精度は録音条件、言語、評価方法によって変わります。記事内で従来紹介していた外部測定値は、Nottaの公称値と同一条件で比較したものではありません。
Whisper
Whisperは、OpenAIが開発した音声認識AIモデルです。
他のツールと異なり、WebサービスではなくAIモデルとして提供されているのが特徴です。
特徴
- 圧倒的な高精度とノイズ(雑音)耐性
- 日本語を含む多言語対応と英語への自動翻訳機能
- オープンソースでの無償提供とAPIによる拡張性
精度
Whisper は、ウェブから収集された68万時間に及ぶ多言語・マルチタスクの教師ありデータに基づいて学習した自動音声認識(ASR)システムです。このような大規模で多様なデータセットを使用することで、アクセントや背景の雑音、専門用語に対するロバスト性が向上することを示します。
(OpenAI 公式ブログ “Introducing Whisper” より引用)
Whisperは多様な音声を用いて学習された音声認識モデルですが、特定の録音条件で常に高い精度を維持できることを保証するものではありません。認識精度は言語、音質、モデルや実行環境などに左右されます。
比較表
| ツール | 精度情報 | 比較上の注意 |
|---|---|---|
| Notta | 98.86%以上(メーカー公称・条件付き) | 当サイトの同条件比較実測ではない |
| Otter.ai | 同条件の検証値なし | 旧掲載の外部数値は比較根拠に使用しない |
| Whisper | 同条件の検証値なし | 学習データ量は精度スコアではない |
※この表は3サービスを同一音声・同一評価方法で測定したものではありません。公称値と外部測定値を混合して精度ランキングを作成することは避けています。
3サービスは提供形態や利用条件が異なり、精度だけで単純に順位を付けることはできません。
日本語会議で使う場合は、必要な機能と利用条件を比較してください。
料金、会議システムとの互換性、情報管理条件も確認してください。
AI文字起こしツールの選び方
AI文字起こしツールを選ぶ際は、以下の3つを確認することが重要です。
① 日本語への対応
日本語会議の場合は
Notta
Whisper
が候補となります。
ただし、AI文字起こしでは、実際の音声に存在しない文章が生成される「ハルシネーション」が発生する可能性があります。(これはAI文字起こしツールだけでなく、AIツール全般に言える話です)
そのため最終的には人間による確認が必要です。
② 利用の簡単さ
導入のしやすさの面からは、日本語でのUIやサポートを提供しており、かつ、技術的な知識をあまり必要としない
Notta
を導入のしやすさを重視する場合の候補として検討できます。
③ カスタマイズ性
AIツール開発や自動化を行う場合は、オープンソースである
Whisper
を、自身で実行環境を構成・管理できる場合の候補として検討できます。
まとめ
AI文字起こしツールを比較した結果は以下の通りです。
| おすすめ用途 | ツール |
|---|---|
| 日本語会議 | Notta |
| 英語会議 | Otter.ai |
| AI開発・自動化 | Whisper |
日本語会議の文字起こしでは、
Notta
は検討候補の一つです。利用前に文字起こしの上限、料金、対応する会議サービスや情報管理条件を確認してください。
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① 自動化:文字起こししたデータを「議事録」として自動整形する
テキスト化が完了したら、次は要約やタスクの抽出です。AIを使って会議の音声から直接、実務に使えるフォーマットの議事録を自動作成する手法はこちら。




